委託校・実践研究主題

令和2年度

令和2年度 研究委託校・実践校の研究の概要

学校名 豊浦町立豊浦小学校
学校長 大谷 昌史
研究委員 板垣 武宏
研究主題 関わりやつながりの中で自己の生き方について考えを深められる児童の育成
 〜考える道徳、議論する道徳の授業づくりを通して〜
研究領域 道徳科
公開研究の概要 研究主題に迫るため、考える道徳、議論する道徳の授業を通して、目標に向かって、考えるための発問の仕方を工夫し、考えを深めるための効果的な指導方法を探る。自己のよりよい生き方を考えるための議論のもち方を検討する。また、ねらいに向かってよりよく議論するための発問の仕方を共有する。
4年計画の4年次にあたる今年度、過去3年間に蓄積した成果を生かし、また、課題を克服し、道徳科の授業の本質に迫る授業づくりをしていく。そのため、教職員の授業力・実践力向上を図る校内研修を推進していく。
公開研究の実施
学校名 洞爺湖町立洞爺湖温泉小学校
学校長 柿崎 秀顕
研究委員 永沼 千枝
研究主題 基礎・基本を身に付け、自ら学ぶ子の育成
~算数科における主体的・協働的な学習を目指して~
研究領域 算数科
公開研究の概要 【目指す子ども像】
  • 主体的に課題に取り組む子
  • 友達と学び合う子
【研究仮説①】基礎・基本の定着を図る学習指導
 基礎的・基本的な知識、技能を習得し、既習を活用することで、児童は見通しをもって学習に取り組むことができるであろう。
【研究仮説②】主体的・協働的な学習
 課題に主体的に取り組み学び合うことで、算数的活動の楽しさや数理的な処理の良さに気づき、進んで生活や学習に活用する態度を育てることができるであろう。
【研究の視点】
  1. 洞爺湖町スタンダード5に基づいた授業の充実
  2. 基礎・基本を確実に習得・定着を図る取組
  3. 課題に主体的に取り組ませる工夫
       
    • 授業構成の工夫(複式授業における間接指導)
    •  
    • 学習の定着と主体的に学習に取り組む態度を育む振り返りカードの活用
  4. 学びを深める工夫
    • 自力解決の充実
    • 学び合いの充実
公開研究の実施 令和2年度洞爺湖町教育研究会公開研究会
令和2年度胆振へき地・複式教育連盟研究大会
令和2年11月6日(金)
学校名 壮瞥町立壮瞥中学校
学校長 松岡 賢晃
研究委員 田村 晶子
研究主題 “自ら考え、伝え合うことができる力”の育成
~思考ツールを活用した言語活動の充実を通して~
研究領域 道徳科
公開研究の概要 中学校では令和3年度(2021年度)から次期学習指導要領が全面実施となる。そこでは「知識・技能の習得」(何を理解しているか・何ができるか)、「思考力・判断力・表現力等の育成」(理解していること・できることをどう使うか)、「学びに向かう力・人間性等の涵養」(どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか)を教育課程全体で計画的・体系的に育んでいく資質・能力の三つの柱として整理された。
教育課程全体において、さまざまな「思考ツール」を活用し、考えをまとめ自己表現するための言語活動の充実をはかり、「“自ら考え、伝え合うことができる力”の育成」を研究主題とする。昨年度は全領域で取り組んだが、教科や単元によっては思考ツールを取り入れづらいこともあった。そこで、今年度は道徳科を中心として研究を進めていく。
また、これと同時に町教研と共に令和3年度の小中一貫教育開始に向けての取組を通して、望ましいあり方と令和4年度の小中合同公開研究会に向けての研究を進めていく。
公開研究の実施
学校名 白老町立白翔中学校
学校長 穴田 博樹
研究委員 西川 潤
研究主題 主体的・対話的に学ぶ生徒の育成
~秋田型授業をモデルとした授業改善を通して~
研究領域 各教科
公開研究の概要 秋田型授業の学習過程に基づき、次の4点について、具体的に研究する。
  • 身に付けさせる力を明確にした単元づくり
  • 課題と正対したまとめ、指導と評価の一体化
  • 学び合い活動
  • 家庭学習に繋げる「ふりかえり」
・年2回、研究授業を実施する。
公開研究の実施
学校名 安平町立遠浅小学校
学校長 吉成 透
研究委員 河野 靖
研究主題 複式学級を有する学校の特性を生かした学習指導の深化・充実を目指して
~少人数でも主体的・対話的で深い学びを実現するための指導の工夫~
研究領域 国語科・算数科
公開研究の概要

≪研究内容①≫

(1)ひとり学習
  • 児童ひとりひとりに自分の見方、考え方、感じ方をはっきりと自覚させるための方策。
  • 児童の問題意識を喚起し、ひとりひとりに意欲的に思考させるための方策。
  • ひとりひとりの思いや考えを全体に生かすための方策。
(2)ペア学習
  • 目的に応じたペアの組み合わせの在り方。
  • 有効に機能させるための学習手順や方法を理解して話合いを進めるための方策と学習訓練の在り方。 一方の意見に流されず、他人の考えの尊重し自己の確立ができるようにするための方策。
(3)リーダー学習
  • 児童にリーダーの役割や学習の進め方を理解させるための方策。
  • 特定の児童に固定せず、どの児童でもリーダーができるようにするための方策。

≪研究内容②≫

(1)学びの系統
  • ひとり学習・ペア学習・リーダー学習における系統性の共通理解。
  • 主体的・対話的で深い学びの実現や児童の変容を見取る客観的な視点の共通理解。
(2)学習過程と評価方法の工夫
  • 間接指導時の児童の学習状況を見取るための学習過程の組み合わせ(ずらし)の工夫。
  • 間接指導時の児童の学習状況を見取るための手立ての工夫。
(3)間接指導
  • 児童に解決の見通しを確実にもたせるための手立ての工夫。
(4)直接指導
  • 児童に解決の見通しを確実にもたせるための直接指導の在り方。
公開研究の実施
学校名 厚真町立厚真中央小学校
学校長 吉岡 ゆかり
研究委員 本村 瞬
研究主題 主体的・対話的で深い学びの実現に向けた指導方法の工夫
 ~国語科における評価に基づく授業改善を通して~
研究領域 国語科
公開研究の概要 本校では、国語科の学習を通して、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた指導方法の工夫」を研究テーマに設定し、3年計画で研修を進めてきました。
まとめの今年度は、昨年度の反省をもとに、特に「評価に基づく授業改善の在り方」に視点をあて授業改善を図ります。
<研究内容>
  1. 実現したい子どもの姿を明確にした学習展開や指導方法の工夫
  2. 「振り返り」の工夫
公開研究の実施 町内各小中学校の代表者のみが参加する校内研究会として実施
令和2年11月20日(金)
学校名 むかわ町立宮戸小学校
学校長 村上 圭介
研究委員 菊地 紗耶佳
研究主題 「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた指導法の研究
~論理的に考える力の向上を目指して~
研究領域 複式授業
(主要4教科)
公開研究の概要 〔研究内容1〕
【知識・技能の視点】Input‼
  1. 授業展開の工夫 ~児童が「なぜ?」「どうして?」を説明できる授業づくり
  2. 見通しと振り返りの充実 ~単元や1単位時間で見通しと振り返りの時間を確保
【思考力・判断力・表現力の視点】Output‼
  1. 考えるための技法の活用 ~根拠立てて自分の考えを伝える場を設定
  2. 単元計画の充実 ~学びの連続性が児童から生まれる単元計画づくり
〔研究内容2〕
  1. 複式授業の展開スタンダードの確立 ~基本的な複式授業の展開の研究
     新学習指導要領の考えをもとにした授業展開の工夫(効果的な指示・発問)
  2. 間接指導時の主体的、対話的な学習の充実 ~間接指導の方法、種類
    複式授業における対話の研究
  3. 指導と評価を一体化した複式授業づくり ~児童の学習評価
    (実施方法は、学年の実態に応じて担任が検討・実施する。)
    教師の授業評価
公開研究の実施
学校名 登別市立若草小学校
学校長 大熊 龍也
研究委員 山岸 大介
研究主題 主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業づくり
~系統的に学びを積み上げる国語の授業を通して~
研究領域 国語科
公開研究の概要 次の2点を「研究の内容」として、研究を推進していく。
【内容1 主体性を引き出す工夫】
  • 目的とゴールを明確にした導入の工夫
    導入で、何を学ぶのか、その目的は何なのか、そのために何をするのかを明確にすることで、学びの見通しをもたせ、主体性を引き出す。
  • 自分の考えをもたせる工夫
    考えをもたなくても授業が進んでいくと、考えなくてもよいという癖がついてしまう。毎回必ず考えをもたせる授業をすることで、主体性を育む。
【内容2 目的意識のある対話を引き出す工夫】
  • 対話の意図を明確にもった学習形態の工夫
    教師が明確な意図をもたずに授業に対話を取り入れた場合、深まりのない話合いが行われてしまう可能性がある。教師が対話の意図を理解し、適当な学習形態を選択する必要がある。
  • 対話の意図を理解させる工夫
    教師が意図をもって仕組んだ話合い活動の意義を児童が理解することで、話合いは深まる。話合いの意図をどのように伝えるか工夫することで、目的意識のある対話を生み出す授業をつくる。
公開研究の実施
学校名 伊達市立光陵中学校
学校長 田仲 英明
研究委員 土屋 法明
研究主題 小中高との連携を意識した確かな学力の向上
~主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業づくり~
研究領域 各教科
公開研究の概要 重点1 新学習指導要領完全実施に向けて
  • 小学校との接続を意識した授業づくり
  • 新学習指導要領が求める授業改善
  • 「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」
重点2 光陵中授業スタイルの確立
  • 「学習課題の提示」「まとめ」または「振り返り」の実践
重点3 小中連携を踏まえた学習規律の徹底
  • 「光陵中学校校区5校学習の約束」「授業の約束」の実践
重点4 生徒同士が安心して意見を言い合える学級づくり
重点5 家庭学習への意欲向上
  • 「学力向上オリエンテーション」「学力向上週間」「補充テスト」の取組
公開研究の実施
学校名 白老町立白老中学校
学校長 小林 俊文
研究委員 池淵 賢太郎
研究主題 学ぶ姿勢を身につけ、確かな学力の定着を目指す授業の充実
研究領域 全教科
公開研究の概要 本校では研究主題に迫るために、課題解決型授業の改善・発展をめざしている。本校の課題解決型授業とは、①課題設定(P)→②自力解決(D)→③学び合い(D)→④まとめ(C)・振り返り(A)のPDCAサイクルによるものである。昨年度は①に重点を置き、先生方が課題解決型授業を日常的に行う、生徒が学習課題を意識して主体的に学ぶという成果があった。一方で、④の機会の確保や確かな学力の定着が課題となった。
今年度は④に重点を置き昨年度の課題の解決を図る。まとめに重点を置くことで、課題とまとめが正対したものとなる意識が高まり、指導と評価の一体化を意識した授業改善を促すと考えられる。また、まとめや振り返りの記述の蓄積を個人内評価として活用することで、生徒の主体的な学びを育むことが期待される。振り返りの重点化は生徒のメタ認知を高め、自己調整学習を促し、確かな学力へと結びつくことを期している。
学習課題に正対したまとめを行う、振り返りの時間を確保するという共通認識の下、生徒の実態や教科の特性に応じた実践を交流したり、生徒からのアンケートを昨年度と比較したりすることを通じて、今年度の研究を検証する。
公開研究の実施 次年度開催予定
学校名 厚真町立上厚真小学校
学校長 井内 宏磨
研究委員 阿部 巧
研究主題 自分の考えをもち、主体的・協働的に学ぶ子供の育成
~道徳科と教科等のつながりを意識した授業づくり~
研究領域 道徳・特別活動・自立活動・(総合)
公開研究の概要 〇教科等の関連について
  • 指導計画、別葉の見直し。
  • 特別活動や総合的な学習の時間との関連を充実させる。
  • 研修の時間で確認し、教科等の関連を確認する。
〇授業改善
  • 道徳科、学級活動の上小スタイルづくり。
  • 「見通し・振り返り」の在り方
  • 考える技法を計画的に取り入れる。(総合的な学習の時間との関連)
  • 指導方法の工夫改善
公開研究の実施 次年度開催予定

 

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